宇治病院について【院長挨拶】

 

院長挨拶

新年明けまして、おめでとうございます。
新生宇治病院は創立5周年を終え、6年目を迎え、地域に根ざした生き生きとした明るい病院を目指して職員一同、日々頑張っています。

医学・医療の目覚しい進歩により、平均寿命が戦後70年間で50歳から80歳へと急激に延長した結果、高齢になって発症する認知症、誤嚥性肺炎が浮き彫りになってきました。宇治病院では多職種が関わり合うチーム医療で、患者さんのADL(日常生活活動)、QOL(生活の質)を高めて生活復帰できるよう日々努めています。

一方、超高齢社会の到来により、国民医療費が急上昇し、年間44兆円に達しています。認知症、脳梗塞などにより意思疎通、経口摂取が困難となり、寝たきりで回復が望めないにも関わらず胃ろう、経鼻経管、中心静脈栄養での延命治療を受けている患者さんに対する医療・介護費は、1人当たり年間500万円を要し、全国で20万人としても年間1兆円に達しています。

自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて前もって考え、家族、医療ケアチームと繰り返し話し合い共有する取り組みを「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」と呼びます。ACPの普及により、多くの人が欧米のように尊厳死を迎えることができる世の中になれば、医療費抑制、保険料負担の軽減にも繋がるであろうと考えを巡らせています。

本年が皆様にとって良い年となることを祈っています。


 
藤田院長
 

令和2年1月吉日
社会福祉法人あじろぎ会 宇治病院
院長  藤 田 正 俊