マンモグラフィ

マンモグラフィとは、乳房のX線撮影のことです。視触診や超音波では見つけにくい早期乳がんの発見に有効な検査です。触診では分からないほど小さな乳がんや、腫瘤を作らない乳がんを、初期症状の一つである「微細石灰化」の段階で映し出すことができる検査方法です。現在、壮年女性では乳がんの羅患率が胃がんを抜いて第一位となっており、16人に1人が乳がんにかかっています。そんな中、マンモグラフィは、欧米では乳がんによる死亡率を減少させる一因として挙げられるほど効果があるといわれています。しかし、マンモグラフィによる検診は、アメリカの65%に対し、日本はわずか12%と普及していません。
撮影方法

撮影する時には、乳房を上下方向と左右方向にはさんで平らに圧迫して撮影します。X線ができる限り正確な像をつくれるようにするためです。また、圧迫することにより、被ばく線量が少なくなり、動きによるボケも防止でき、乳腺の微少病変を抽出するのに役立ちます。圧迫する時は痛みを伴うことがありますが、痛みの感じ方は人によって違います。リラックスすることによって痛みは減少することもあります。良いマンモグラフィを撮影するには、圧迫はどうしても必要なことです。ほんの少しの間、がんばってください。撮影時間は、1枚約1分(圧迫している時間は数秒です。)一人約5分程度(4枚撮影)で終わります。
デジタルマンモグラフィの導入
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当院では、京都府南部地域で始めて新型のフラットパネルデジタルマンモグラフィ装置を導入しました。今までのマンモグラフィは、撮影装置にてフィルムに直接に記録し、そのフィルムを観察して診断していました。デジタルマンモグラフィは、フィルムの代わりに検出器にてX線の情報をデジタル画像としてとらえ、それを見やすく処理した状態でモニターに表示し、診断を行います(モニター診断の場合)。
デジタルマンモグラフィの特徴としては、見やすく診断しやすい画像・安定して高品質な画像が撮れる・検査時間の短い・地球に優しいことです。
検査時間
一枚あたり約1分で、一人あたり4枚撮影しますので、約5分とお考えください。
注意事項
- 臥位での撮影はできません。
- 肩の高さまで腕が上がらない方はきれいな写真が撮れません。
- あまりにも猫背のきつい方はきれいな写真が撮れません。
- ペースメーカを挿入されている方や、豊胸術後の方もきれいな写真が撮れません。
施設評価
マンモグラフィには、機械の精度はもちろんのこと、撮影技師の技術や医師の診断能力が必要とされます。マンモグラフィがあるから正確な診断ができるというわけではありません。乳腺を引き出し、平らにして左右対称に撮る技師の技術や、微妙な陰を鮮明に映し出すための精度の高い現像方法やテクニックも必要不可欠です。それらが揃って初めて、診断可能なマンモグラフィができるわけです。当院のマンモグラフィは、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会による施設画像評価においてA評価の認定を受けています。 さらに、撮影を担当する技師も、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会による撮影技術講習会を受講しA評価の認定を受けています。当院は、マンモグラフィ精度管理中央委員会より「施設画像認定」を受けています。4段階中で最上位のA評価です。2002年に一度目、2005年に二度目、2009年に三度目(更新)を受けました。撮影を担当する技師も撮影技術講習会を受講し、最上位のA評価の認定を受けています。
京都府宇治市・城陽市・久御山町にお住まいの方へ
6月~11月の期間に「乳がん検診」を行います。早期発見・早期治療のため、検診をおすすめします。対象となるのは、40歳以上でその年が元号奇数年は奇数年生まれの方、元号偶数年は偶数年生まれの方です。
平成22年には、2200名の「乳がん検診」マンモグラフィを撮影いたしました。
また、当院では毎日午前中「乳腺外科外来」を開いております。
マンモグラフィに関するお問い合わせは「放射線科」もしくは「乳腺外科外来」へ。
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